こんにちはmadaiです。
昨日、一昨日と開催された富士通様が主催のイベント富士通フォーラム2019に行ってまいりました。
https://event.jp.fujitsu.com/2019/osaka/
5Gとデジタルトランスフォーメーション
今年のイベント全体を通して最も強く発信されていたキーワードが5Gとデジタルトランスフォーメーションでした。
5Gは現在スマホなど向けに通信事業者から提供されている4G(第4世代)通信に代わる新しい通信インフラで、通信速度、エリア内で同時に接続できる人数、通信遅延が大幅に向上する通信規格で、現在の規格では難しい自動運転向けの通信や、リアルタイム翻訳などより高速大容量のデータを使用するサービスなどに活用されると考えられています。
富士通様は5Gの通信インフラの構築と、それを活用したサービスに力を入れていくというお話でした。
そのサービス構築などをよりスピーディーに、ダイナミックに実現していくのがデジタルトランスフォーメーションで、組織や人の改革を通じてより革新的なサービスを実現していくというお話でした。
余談ですが、たまたまこのタイミングで友人から「自宅の通信を5Gの光回線に変えた」というメッセージがあり、え、もう?無線???有線???と混乱しましたが、よくよく聞くと「通信速度が5Gbpsの光回線」でした。似たような用語や略語があって混乱しますね。
デジタルアニーラ
一方、私が気になっていたのがデジタルアニーラです。
量子を利用することで現在のコンピュータと比較して圧倒的な性能を出せる量子コンピュータが現在各国で開発中ですが、その量子コンピュータに似た特性を従来型の回路で実現したものが富士通様のデジタルアニーラで、以前のフォーラムで発表されました。
今年は基調講演やパンフレットではあまり大きく取り上げられていなかったのですが、展示コーナーでは活用事例が何件か紹介されていました。従来のコンピュータでは実現が難しいようなサービスが既に実際に作られていて、いわば量子コンピュータを先取りしている現実に驚くばかりです。
各種セミナー
他にもデジタルトランスフォーメーションに関するパネルディスカッションや医療ヘルスケア分野の話、キャッシュレスの動向など興味深い講演を多数聞くことができ、またラズベリーパイを使ったワークショップにも参加することができました。
非常に刺激的な情報、体験が得られるイベントに行くことができ充実した2日間でした。